高校野球球数問題、制限すべきか?

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はじめに

3月のニュースで新潟県高校野球連盟が、導入を予定していた投球数の制限を撤回すると報道がありました。これはケガの予防を目的として1試合の投球数を100球に制限するというものでした。

しかし、日本高野連が「全国で足並みを揃えるべきだ」として再検討を求めていました。そして専門家を交えた「投手の障害予防に関する有識者会議」を4月に発足させ、多角的に検討していくと発表しました。

高校野球での球数問題は長い間議論され続けてきました。最近では去年の甲子園で秋田県立金足農業高校の吉田輝星投手(現日本ハム)が地方大会から合計で1,527球投げた事が話題になりました。そこで今回は球数について制限すべきか考えました。

高校野球の存在意義

高校野球、とりわけ甲子園と言えば日本における夏の一大イベントといえるでしょう。メディアへの露出度が高く、トップニュースになったり、ヒーローが生まれたりします。これほど注目度が高く、世間に認知された部活動の大会はあまりないでしょう。しかしこれはあくまでも部活動の一環なのです。

日本学生野球憲章

日本高等学校野球連盟のホームページにて、日本学生野球憲章には「学生野球は経済的な対価を求めず、心と身体を鍛える場である」「他校との試合や大会への参加等の交流を通じて、一層普遍的な教育的意味をもつものとなる」と記載があります。

メディアとの関係

現状のように一種のエンターテイメントになっている背景には朝日新聞社が主催者であることが関係しており、ベイスターズの筒香選手が今年の記者会見で「高校の部活で大きなお金が動いたり、教育の場と言いながらドラマのようなことを作るようなこともある。新聞社が高校野球を主催してますので、高校野球の悪というか、全てを否定しているわけではないが、子どもたちのためになっていないことを伝えきれていないと思います」と語り話題になりました。

球児の健康に影響が?

甲子園はプロ野球との兼ね合いや高校の夏休みの都合上過密スケジュールで行われます。100球を超える球数を投げて中2,3日でまた先発をすることはよくあることで、さらにいつもと違う環境とプレッシャー、30度を超える気温など、疲労がよりたまる環境がそろっています。

そんな中で多くの球数を投げていれば、野球ができなくなったり、日常生活に支障をきたす大けがをする可能性が高まります。

選手層が薄い高校が勝ちにくくなる

あくまで部活とはいえ勝利し一つでも上に行きたいのは当然のこと。しかし、球数制限があるとエース格の投手が多く投げることが出来なくなります。となれば2番手、3番手にも良い投手がいる強豪校にさらに有利になります。一人だけ強力な投手がいる有名でない高校が甲子園に出場!というのが見れなくなるかもしれません。

控え選手にもチャンスが?

球数制限ができると投手を多く用意しなければなりません。となると出番のない控え投手や、投手をやったことがない選手が投手をやり出番をもらえる…。なんてことが起こりより多くの選手が試合に出ることが出来るかもしれません。

まとめ

球数制限によって起こりうることを挙げました。一番大事なのはあくまで高校野球は部活であるということです。球児にとっての将来や健康を最優先で考え、球数制限を取り入れるべきです。

その為には大人の都合を優先せず、球児の事を最も考えた仕組みを考えていかなくてはなりません。

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