目次
はじめに
カープから丸佳浩選手がFAで加入し打線の厚みが増したジャイアンツ打線。これで坂本勇人、岡本和真とタイトルホルダークラスの打者が3人揃うことになりました。となると話題になるのが打順の問題。クリーンナップは?その前は誰が打つのか?嬉しい悩みが出てきます。
その中で今年のジャイアンツの目玉として2番に誰を置くのかという問題があります。日本では右打ちがうまい、バントなどの小技がうまく粘れる、足が速く出塁率が高いといった選手が置かれ、逆に長打力は優先順位が低いといったイメージがあります。
日本で言えばソフトバンク・今宮健太、カープ・菊池涼介、ライオンズ・源田壮亮選手が代表格でしょうか。ジャイアンツで言えばバント世界記録保持者の川相昌弘氏が思い浮かぶと思います。
しかし、今年はオープン戦から2番に丸、坂本両選手を試し開幕スタメンには坂本選手が入りました。
他チームで言えば日本ハム・大田選手やベイスターズのソト選手、ジャイアンツでは高橋監督時代のマギー選手といった強打者が2番を任されたこともあります。
また、メジャーリーグでは2番に強打者を置くのは一般的でエンゼルスのマイクトラウト、ヤンキースのアーロンジャッジ選手といった強打者が良い例です。参考までに過去は
トラウト選手は .312 39本 79打点
ジャッジ選手は .278 27本 67打点
という成績を残しました。そこで2番に強打者を置くとどのようなメリットやデメリットがあるのか考えてみました。
スポンサーリンク
メリット
打席が多く回る
とても単純ですが打順が早ければ早いほど打席が多く回ってくる可能性が高まります。強打者に打席を多く回すことはチームの得点力アップにつながります。
大量点を取りやすい
野球は3つのアウトとられるまで攻撃を続けることが出来て時間制限がありません。いかに3アウトをとられるまで攻撃をし続けるかというスポーツです。
しかしバントをしてしまうとアウトカウントを1つ相手に献上してしまい、攻撃する回数が減り作戦の幅が狭まってしまいます。特に初回の攻撃でバントをして1点ではなく、長打を絡めた複数得点が取りやすくなります。
デメリット
ランナーが進まない可能性
強行策に出る為ダブルプレーやフライを打ち上げてランナーを進められない可能性が高まり、ランナーなしでクリーンナップに回る可能性が出てきます。強打者とはいえ足の速さも求めるべきでしょう。
上位と下位打線のバランス
強打者を上位に固めるため下位打線が弱くなります。下位打線にも強力な打者を置けるチームなら問題ないでしょうが… 、なかなかそんなチームも多くはないでしょう。
スポンサーリンク
まとめ
ここまでメリットとデメリットを挙げましたが
- 打線の厚み
- 後続打者の能力
- チームの投手力
等々、チームの戦力によって採用できるかが決まりそうです 。
しかし、打線のつながり、先制点を多くとるというメリットを考えれば2番に強打者を置く戦術をとるべきだといえるでしょう。